近畿地方の瀬戸内海よりの地震には注意をする必要がある

浅い地殻内で小規模=南海トラフ地震と違い―徳島地震

時事通信 2月6日(金)13時19分配信

 近い将来の発生が懸念される南海トラフの巨大地震は、海側プレートが陸側プレートの下に沈み込む境界が急に滑って発生し、海底が隆起して大津波が起きると考えられている。これに対し、徳島県南部で発生した最大震度5強地震はプレート境界より浅い深さ10キロで起き、地殻内の断層が横にずれて起きた。
 気象庁の長谷川洋平地震津波監視課長は6日午前の記者会見で「南海トラフの巨大地震との関連はよく分からない」と述べたが、地震の発生メカニズムが違う上、規模がマグニチュード(M)5.0と比較的小さく、余震も低調に推移していることから、予兆とみるのは困難との見方を示した。
 マグニチュードの割に最大震度が5強と大きかったのは、震源が浅いほか、地盤が比較的軟弱で揺れやすいため。今回の震源地のすぐ近くでは1955年7月27日にM6.4、最大震度4の地震が起きた。徳島県内で発生する地震の活動はあまり活発ではないという。 

南海トラフの巨大地震との関係ないとはいいきれない。徳島県内から淡路島、和歌山市に至るあたりの地震が見られていることは、淡路島から西側に広がっているので、和歌山市は東側にあたるので、この面での滑りが問題であり、四国西部の地震も併せて南海トラフ地震が迫ってきていると思われる。