原油安と円安を加味しての経常収支で円建てからドル建て算出したら

15年の経常黒字、16.6兆円=原油安で5年ぶり増―財務省

時事通信 2月8日(月)9時7分配信 財務省が8日発表した2015年の国際収支速報によると、海外とのモノやサービス取引、投資収益状況などを示す経常収支の黒字額は、原油安を背景に前年比約6.3倍の16兆6413億円へ大幅拡大した。
 黒字額の増加は10年以来5年ぶりで、東日本大震災以降では初めて。
 経常収支のうち、輸出から輸入を差し引いた貿易収支の赤字額は約9割減の6434億円に大幅縮小した。原油価格が約4割下落したことで、輸入が10.3%減と6年ぶりの縮小に転じたのが主因だ。一方、輸出は1.5%増加と3年連続で拡大した
 サービス収支は赤字額が前年の約半分に縮小。このうち、訪日外国人が買い物などで消費した額から、日本人旅行者が海外で使った額を引いた「旅行収支」は、訪日外国人数が過去最多の1973万人強となったことを背景に、1兆1217億円の黒字に転換した。黒字は53年ぶりで、比較可能な1996年以降で過去最大だった。
 また、知的財産権等使用料は自動車などの特許権収入が増加し、2兆4034億円と過去最大の黒字となった。
 海外からの配当・利子収入などを示す第1次所得収支の黒字額は20兆7767億円と大幅に増加し、3年連続で過去最大を更新。海外子会社から受け取る配当金の増加や、円安による外貨建て資産の円換算額の拡大で直接投資収益が過去最大となった
 同時に発表した15年12月の経常収支は9607億円の黒字だった。黒字は18カ月連続。

※原油安と円安で見かけ的な経常収支の黒字になっている部分もあるので、収支をドル換算でだして見てもいいのかもしれない。