安倍首相の後任が見えない自民

 いま、安倍政権を支えている自民党幹部では、時期政権は持たない。安倍政権の影響力が残る政権や党幹部構成は、2020年からの日本を支えられない。

 次期政権は、財政再建重視、社会保障や国民の生活の格差を是正することを真剣に考え、無駄な海外投資をやめる。原発廃炉を真剣に考えなければならない。

 贅沢をやめ倹約に努める、付加価値を負い過ぎない政策を進める。日本の身の丈を知って国政を運営する。

   人口や財政見合う国づくり、ヨーロッパの先進国ですら、経済成長は0%に近い、日本も日銀も0金利をしているがGDPも現状維持で十分である。

 外国依存することも見直しをする。輸出で稼ぐ企業活動の転換を図る。主幹産業を製造業以外に求める。自動車、ITのハードに依存している産業構成からメンタルや医療、化学、教育などのソフトに依存するものに変えていく。重厚長大から軽薄短小へはの傾向さらに進化させ、思い切った産業転換を図る。また、明治時代の旧財閥系企業への依存をなく特に金融から一層することや日銀の政府からの人事的独立も必要。

 政府を日銀が助けるのはおかしい、日銀は独自に金融施策で財政の健全化、通貨の交際的信用性を保つ。いまの赤字国債の引き受けやマイナス金利政策は、日銀の国内、国際的信頼性を失うもので、戦前のような国債を紙にしたり、通貨が紙切れになる事態になるようなことになってはいけない。つまり、政府の無理なお金の使いかたや投資に歯止めをかけなければならない。いまのシステムでは無理である。

 このことをきちんとした財政の健全化、質素でも精神的豊かさを作り出す国づくりの理念のもとのクリーンな政策を打ち出す、金と政治との無縁な人の政策集団を自民の中につくり、安倍政権の裏金権体質を崩壊させる。そのような人物に次期総裁にはなって欲しい。利権にむらがらない元首相の三木氏のような人物の台頭を望みたい。