今こそ、もう一度日本国憲法を読み直してください

 日本国憲法は制定から時間がたち、変えていかなければならないような議論があるが、この憲法は時代とともに進化できるないようになっていて、あえてかえる必要などないのである。かえればいいのは、憲法に基づく諸法である。なぜ、アジア情勢が緊迫しているのに、安心していられるのか。それは日本は核弾頭やICBMをもっていないからであり、それよりも日本国憲法があるからである。つまり戦争は放棄しているからである。アメリカはこれらのものをもっているから攻撃の対象になる。なぜ、北朝鮮は、アメリカから敵対関係をもたれているのか、核弾頭やICBMを持とうとしているからである。
 防衛のためといって軍備を増強はじめたら、あそこの国より武力をもたなければだめだということで、競争して軍拡をすすめ、いつ攻め込まれるかの心配で、国がノイローゼになってしまう。そして、ちょっとしたことから火薬庫に火がつき取集がつかないことになってしまう。
 現在のアジア情勢の中では、戦争をしたい国に余計な加担や関係をつくらないことが一番であり、大国の駆け引きに巻き込まれないことが大切なのである。日本は世界的な同盟があろうが、それより日本の国を守るものは、日本国憲法であることをわすれてはならない。これが伝家の宝刀なのである。黄門様の印籠なのである。
 情報にふり回されているから、中国、韓国ともうまくつきあえない。いっけん対話をしているロシアも何を考えているのかわから」ない国である。安倍首相は何をしようとしているのかわからない。TPPをやりたいならトランプ大統領を説得すればいいのでないか。だめなことはダメと言えばいいではないか。露プーチン大統領にも、北朝鮮への制裁をするように話せばいいではないか。税金を使って外交をしているのだから、成果をださなければダメである。外遊も成果がないなら行く意味がない。
 小泉首相のように北朝鮮に乗り込ん話をつけて拉致問題の解決でも図るくらい気概なければ大きなことは言えない。
 中国との関係も、自分が習近平氏とうまくやれないのならできる人を通してやればいいし、相手がいやであることをすればあいては起こるし、日本だってやられたいやなおもいをする。お互い過去にこだわるから未来が開けない。日本はずっと歴史的に世界的によい国であったわけではない。それは中国、ロシア、アメリカや世界のすべての国が過ちを犯していて、そこからそれをただしして今に至っていると思う。戦争状態にある地域も、あるきっかけでいづれおさまるときがくると思う。それは戦争がいかに愚かで無駄なものであるかがわかった時かもしれない。
 マスコミはいまこそ、戦争にならないような報道を展開すべきで、戦争を他人ごとのように、北朝鮮はどんな武器があるとか、アメリカの航空母艦原子力潜水艦やミサイルがどうなどの報道よりも、いかに衝突をさけるかの議論をすべきである。戦争になるだろう的な心理が、ミサイルが飛んでくる。地下鉄など止まるようなことにはならない。報道も北朝鮮よりも、森友学園問題、大臣の失言、テロ等特措法などについての報道をもっと扱うべきではないかと思う。