偏見に満ちた首相の世界観

韓国・中国への上から目線、ロシアとは対等、アメリカにはすり寄り、イギリス、ドイツ、フランスとは、政治的より経済関係重視の姿勢が他国からも見られている。しかし、この見方が間違いにつながることがある。それは時代の流れで、相手も日本の見方が変わってきている。それらの正しい各国の情報をもっと収集する力をもたなければならない。韓国・中国は、対日批判をするが、過去の事で日本を批判しているので、今問題にしていることは経済問題であるからこれを利用して解決できるはずである。アメリカと接近すれば、いまの日本には得策がないので一線を引き、おなじでないことをもっと強調すべきである。一番の問題は、アジア進出を企んでいるロシアである。ロシアはしたたかである。漁夫の利を得ようとしている。それは北方領土の最大の利用である。日本にここの開発に資金を出させすすめる。日本側は利益をできるようにおもうが、大半の利益をもっていかれてしまう。また、北方領土を日本に返還することはない。なぜなら、中国がアジアで勢力の拡大を図っているところで、アジアの軍事拠点の意味は増しているし、アメリカとの関係においても、今後さらに基地の強化を図りたいからである。北朝鮮問題でも、中国が一番影響を与える国であるが、北朝鮮は中国とロシアを天秤にかけている。いまはロシアに頼るところ大きい、故に国後、択捉、サハリン、シベリアは、重要な意味をもってきている。今後、ロシア軍も東アジアへの軍の強化を続けると思われる。中国がアメリカの要求で経済制裁を強めれば、ロシアはその空きをついて入り込むくらいなことをする。モンゴルは中国との関係はあまりよくないので、ここへもいずれ勢力をおよぼすようになる。

 さらに、韓国情勢は、アメリカ・日本がもっと関係をよくすることで国内が安定する。北朝鮮が強くなれば、国内では融和ムードに動くのは当然で、北が弱体化し、韓国経済がよくなり、平等・民主化がすすめば、反北の勢力が伸びるのである。

 政権はいままでグレーで安定していたところに火をつけている。明確にしていいことそうしないほうがいいことの判断に欠けている。理由は情報が十分とれないからである。相手の懐にはいれる人物が首相の周りにいないからである。

 習近平氏とプーチン氏どちらが信用できるか。これはあきらかに習近平氏である。それは安倍氏と対面する時の表情である。いやだというころを正直にあらわしている。一方、プーチン氏はニコニコしているが、内心は違うのである。安倍氏よりも一枚も二枚も上手であり、もと秘密警察の関係者であることをもっと警戒しないといけない。アメリカのトランプ氏の関係者も同じよに利用されて、アメリカの秘密情報が洩れていたのではないかともいわれている。トランプ氏も騙されていることもあるので、注意しないと危ない。習近平氏は何をしたいかを明確にしている。それに対抗するように、いかに先制して手をうてばいいのである。遅れれば中国の手に落ちるだけである。

TPPにおいても、アメリカ以外の国との根回しができていない。つまりアメリカを中心にしか想定していない。もし、アメリカが入らない場合はどのようにするかまで考えていればこのようにはならない。

 対北朝鮮でも、自国の立場のいい方が悪い、日本は日本国憲法において、他国を攻撃することはない。しかし、日本が攻撃されたら防衛のために反撃はするとだけ話してをけばいいので、アメリカに追随するいいかたが問題なのだ。

 首相の国会答弁も、まず否定して、それ以上説明をしない。知りたいのはどうしてそうなったのか。正しいことであれば、それをきちんと説明をすればいいのだが、ここができていないから不満をますのである。いま、うやむやにしていることがいつか本当のことが明らかになる日が来ます。